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2020.12.16 CEOブログ

【指針】サル化する人間――――元京大総長 山際寿一先生の講演から

体重200kgでもゴリラは木登りがとっても得意。

おなかいっぱいになったら木の枝の上でお昼寝。

みんなが木の上で過ごす中、座り込んでいるのは片腕の子ども“ドド”。

ある事件で右腕と同時に母親も失ったのだから、生き残ることはできないだろうと考えられていた。

ところがその予想に反して、ドドは無事に成長。

生き残ることが出来たのはボスのおかげだ。

移動中、家族から遅れがちなドドが追いつくのを待ってボスは歩みを進める。

ボスは列の後方にいてドドを置いていくことはない。

そうした行動は他の家族たちにも伝わって、家族たちはドドをさりげなく気遣ったり、木の上から木の実を落としてあげたり。

食事の時も兄弟たちがドドを守るように囲む。

 

一方、サル社会には優劣のルールが厳然とあって、群れから外されると、他の群れにも入れない…。

順位3番手の🐵は、2番手と1番手との緊張感の合間を縫ってエサをかすめ取るという猿知恵を働かすことが当たり前の社会なんだとか。

最近人間も「サル化」(ルール優先、優劣優先、自己中心)してはいないか?

自身を省みて五感を大切にした支えあいの社会を!と。

 

(10/4上田市にて)

 

リーダーとして心したい指針をいただきました

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